ネットの記事を見ていたら学生による内定辞退の話がありむした。
記事によると内定辞退をした学生が会社の人事から「君の大学からは2度と採用しない」と言われたり、電話で内定辞退の連絡をしたら人事から怒鳴られたりしたそうだ。
酷い話ですね。
まあ、学生の新幹線代を負担したりなどとお金をかけたり、懇親会にも参加させて仲良くなったのに結局内定辞退。良い人材を集められないと社内での自分の評価も下がってしまう。人事の気持ちは理解出来る。
しかし、学生には会社を選ぶ権利が当然ある。
一人で複数の内定をとる学生は必ずいて、そうなった場合には入る会社は選ばなければならない。内定辞退は必ずしなければならないのだ。
そして学生に選ばれなかった会社はそれだけ魅力がなかったということ。
人事が学生に怒鳴るのはお門違いだ。
そもそも就活のシステムがおかしいと僕は思っている。
一人で何十社もエントリーする学生。
リクルートによるエントリー煽り。
銀行を受けたと思ったら商社も受けるなど全然違う業界を受ける学生。
10社以上受けているくせに全ての会社に「御社が第一志望です」と言わなければいけない学生。
ディズニーランド並に混み合って、話を聞きたい会社の話がなかなか聞けない合同企業説明会。
「自分を家電に例えると何?」などという意味の分からない質問。
毎年入社1年以内に辞める人が大勢いること。
今の就活のシステムでは学生と企業のマッチングは出来ない。
出来ているように見えてる人でも、その就活生がどこに行っても通用するような人だっただけのことが多い。
ではどういうシステムにすればいいのか?
これに関しては非常に難しい問題なので答えは僕にはわからない。
しかし学生によくある問題は「どこの会社に行けば良いのかわからない」「やりたいことがわからない」である。この状態だから無駄にエントリーをしたり、全然違う業界を受けたりしてしまう。
この問題を改善することが重要だ。
分からないのは知らないから。知るためには実際に体験してみたり、働いている人の話を聞くことが大事。実際に体験するのはあまり現実的ではない。せいぜい2〜3社くらいしか体験出来ないだろう。だから、色んな社会人の話を聞くこと。また社会人には仕事の内容だけでなくどういう生き方をしているのかも話してほしい。
学生と社会人の交流の場は必要である。
また、大学はもっと就職支援をするべきだと思う。
学生に勉強を教えるだけでなく、教授は学生の将来の話をもっと聞いてあげてアドバイスをするべきだ。
教授一人あたり、ゼミ生が多くて30人くらい。少ないとこでは10人以下のゼミもある。決して難しくはないはず。出来ることなら学校推薦で就職が増えていくと良い。
日本の就活がおかしいと思うのは僕だけではないはず。
みんなの意見も聞いてみたいですね。